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軒天とは、劣化とメンテナンス方法

2020.01.07
 「軒天(のきてん)」と呼ばれる部位をご存知でしょうか。
軒天とは、建物の外壁から突き出ている屋根の裏側の天井のことを指します。
屋根や外壁と違って目立つ部位ではないので、気にしていない方も多いと思います。
ですが、建物において重要な部位なので、メンテナンスが欠かせない箇所です。
そこで今回のブログでは、軒天についてお伝えします。


現在、最も軒天に使用されている材料はケイカル板(ケイ酸カルシウム)です。
ケイカル板は、消石灰やパルプ等補強繊維が主原料のボードです。
耐水性・耐火性に優れており、価格も安価なので軒天だけでなく、キッチンなど住宅の様々な場所に使用されます。
ケイカル板以外には、ベニヤ板や金属製のものもあります。

軒天は屋根の裏側なので直接、太陽光や雨が当たらず、劣化しにくい気がしますが、実際には劣化しやすい箇所です。
普通の雨であれば軒天が濡れることはありませんが、強風をともなう雨であれば破風板や鼻隠しを伝って軒天が濡れてしまいます。
軒天に雨水が当たることで劣化が進みます。
劣化すると色褪せや剥がれなどの症状が出てきます。
軒天の剥がれを放置していると小動物が巣をつくってしまい、糞尿やダニ・ノミなどによる健康被害にもつながってしまうので放置せずにメンテナンスを行いましょう。


軒天のメンテナンスには、塗装、重ね張り、張り替えの3つの方法があります。
・塗装
軒天の劣化が軽度な場合に行います。
塗装することで軒天を保護し、劣化を抑制できます。
3つの方法の中で、最も安価な方法です。

・重ね張り
古くなった軒天の上から新しい軒天材を張る方法です。
軒天の劣化が激しい場合には行えません。
部分的に重ね張りを行うと、行っていない箇所と段差ができて見た目が悪くなります。

・張り替え
軒天の劣化が激しい場合に行います。
古くなった軒天材を剥がして、新しい軒天材を張る方法です。
3つの中で最も費用が掛かります。

軒天の修理には、足場が必要です。
外壁や屋根のリフォームをするときに同時に行うことで足場代を節約することができます。
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