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山口市でシーリングが劣化したサイディング外壁の点検を行いました

2019.02.19
 山口市にお住いのお客様より「時期的にそろそろ塗装を考えているので見てほしい」とご依頼がありましたので、現地調査に伺いました。
築19年の2階建て住宅で、複数社で見積もり予定ということでした。


外壁材は、窯業系サイディングでした。
窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を主な原料にして板状に形成したものです。
モルタルなどに比べて工期が短く、柄や色などのバリエーションが豊富なことから窯業系外壁材が主流になっています。


色褪せやチョーキングが発生していました。
チョーキング(白亜化)とは、外壁を手で触った時に白い粉が付く現象のことを言います。
紫外線・熱・風雨などにより塗装表面が劣化し、塗料に含まれている色成分の顔料がチョークのような粉状になって現れます。
塗膜が劣化して防水性が低下しており、サイディング自体に水が浸透し、外壁材自体の劣化を加速させてしまうため塗り替えが必要です。
しっかりと高圧洗浄でチョーキングした部分を洗い落として塗装するとキレイになります。

外壁の点検を行っていくなかで一番気になったのが、「シーリング」です。
「シーリング」とは、サイディングボードとボードの境目にある隙間を埋めるゴムのようなもののことです。
境目の隙間のことを「目地」と言い、この目地以外にもサッシ廻りや玄関ドアの廻りにもシーリングを使用します。 
ゴムのような性質をしているので年数の経過とともに硬くなり、やせ細っていきます。
ですので、塗装をする際には、シーリング工事も一緒にすることが大切です。


シーリングが破断して、剥離しています。
これだけシーリングが劣化していると防水効果はほとんどなく雨水が侵入するしてしまうため、早めにシーリングの補修が必要です。
シーリングの補修には、「打ち増し(増し打ち)」と「打ち替え」の2種類があります。
「打ち替え」とは、既存のシーリングを全て撤去してから、新しいシーリング材を充填する工法です。
シーリングは下地としっかりと密着しているため、撤去作業には手間がかかります。
「打ち増し(増し打ち)」とは、既存のシーリングをそのままに、上から新しいシーリング材を充填する工法です。
撤去作業がなく、使用する材料も少なくなるため、費用が安く済みます。
打ち増しは耐久性に難があるため、シーリングの工事をする場合には、打ち替えをお勧めします。


サッシ廻りのシーリングも剥離して、隙間が出来ています。
窓やサッシからの雨漏りは、シーリングの劣化が原因のものが多いので注意が必要です。


台風の時に隣の家の屋根材が飛んできたらしく、雨戸が破損していました。
破損した雨戸は交換する必要があります。


ガイソー周南店では、無料で外壁・屋根診断、雨漏り診断を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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