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庇(ひさし)とは? 役割と補修方法

2019.01.24
少し前の家だと必ずと言っていいほど取り付けられている庇ですが、最近ではデザイン性や立地の観点から庇を設置しない家も見られるようになりました。
目立たない部分ですが快適に生活するうえで非常に重要な部分です。

 庇(ひさし)とは?
家の窓や出入り口などの開口部となる部分の上に取り付けられる小さな屋根のことで「霧除け」とも呼ばれます。
庇があるのと、ないのとでは、家の利便性が大きく変わってきます。
新築中の自宅に庇がないと気づかれたら、付けてもらうべきです。




庇の役割
日除け機能
直接日光が部屋の中に入るのを遮る働きをします。
そのおかげで夏場は部屋に直射日光が差し込む量を減らし、室内の温度上昇が抑えられて、涼しく過ごせます。
また、畳や家具などの日焼けによる色あせも防いでくれます。
「日差しを遮るということは冬場は室内が寒くなるのではないか」と疑問に思われる方もいると思いますが、庇のせいで冬は寒くなるということはありません。
その理由は、太陽の日射角度にあります。
夏の南中時の日射角度は78度で太陽光はほぼ真上からやってきます。
それに対して冬の日射角度は31度で、横から太陽光が差し込み、庇に遮られることなく室内を暖めます。
そのため、夏は涼しいが、冬にはその分寒くなるということにはなりません。

雨の吹き込み防止機能
庇を付けていないとちょっとした雨でも窓を開けると雨水が部屋に吹き込みます。
小雨であれば窓を開けることができ、室内の空気の入れ替えもできます。
特に、玄関や勝手口など人の出入りがある場所では、雨を防げると生活しやすくなります。

汚れ防止機能
窓や玄関に直接雨水が晒されることがないため汚れが付きにくくなります。
また、庇があることで窓枠を伝う雨垂れも少なくなり、窓に黒い筋状の汚れが付きにくくなります。


庇が劣化した場合の影響
雨漏り
庇が古くなってくると、外壁と庇の間から雨漏りすることがあります。
外壁との取り合い部分のシーリングが劣化したりすると、そこから雨水が侵入します。
庇からの雨漏りは、雨水が外壁と内壁の間に染みていくため発見しづらく、気づかないうちに雨漏りが進行していたということが多いです。
雨漏りの被害が住宅内部に及んでいる場合、溜まった雨水や発生した結露が室内に影響を及ぼす可能性があるため、定期的な点検をお勧めします。


庇の補修方法
塗装

塗装することによってサビの発生を防ぎます。
ケレンと呼ばれる作業で庇の汚れを落としてから、塗装します。

取り換え
傷みが激しく、変形してゆがんでいる場合には、これまでの庇を解体し新しいものを取り付けます。
周辺の外壁を剥がさなければならない場合もあるので、費用が高くなってしまうことが多いです。


庇の後付け
庇は後付けでも取り付けできますが、外壁に穴をあけてビス(ねじ)で固定するタイプがほとんどで、安易に取り行けてしまうと「建物の保証がなくなる」「雨漏りの原因になる」といったことにもなります。
そのため、DIYで庇を取り付けるのは絶対に避け、庇を取り付ける際には必ず専門の業者に設置してもらいましょう。


庇は外壁や屋根と比べると不可欠な部位ではありませんが、劣化を放置すると雨漏りなどの危険性もあるため、庇のシーリングの傷みや周辺のクラックを見つけたらすぐに業者に相談することをお勧めします。

ガイソー周南店では、外壁塗装・屋根リフォームだけでなく、庇の補修や取付けにも対応しています。
お気軽にお問い合わせください。



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