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ガイソー周南店

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周南市で杉板外壁の塗装を検討しているお宅を診断しました

2019.02.15
 周南市で飲食店を営んでいるO様から「お店の壁の塗装を考えているので見積もりを出してほしい」とご依頼があり、現地調査に伺いました。


外壁には杉板を使用していました。
杉板外壁の塗装には、キシラデコールといった木材専用の保護塗料を使用します。
キシラデコールは、高い防腐・防虫・防カビ性能を持つ塗料です。
木材自体に塗料が浸透する浸透型塗料で、素材の表面に膜をつくるシリコン塗料といった造膜型塗料とは違い、木材自体に塗料が染みわたって長時間木材を保護してくれます。
木材に浸透することで表面に余分な膜を作らず、木の通気性を保ち、木の呼吸を妨げないため塗膜の膨れや割れが起きません。
しかし、キシラデコールといった浸透性塗料で外壁塗装をする際には注意することがあります。
それは、造膜型塗料(いわゆるペンキ塗り)で塗装していないということです。


杉板を確認してみると、造膜型塗料で塗装していました。
これではキシラデコールで塗装することはできないので、シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料といった造膜型塗料での塗装を提案することになります。
塗膜の状態はあまり良くなく塗膜剥離が見られました。
木材の塗装は高圧洗浄や塗膜剥離剤などで古くなった塗膜を完全に除去してから、塗装します。
木材はサイディングやモルタルと比べて塗料の吸い込みが多いため、通常よりも多くの塗料が必要です。
しっかりと中塗り・上塗りを行わないとムラになり、使用する塗料の量を間違いやすいため施工経験豊富な塗装会社にお願いする必要があります。


木材自体が割れている箇所がありました。
木材の割れた隙間から雨水が侵入して、建物内部を傷めてしまいます。
補修するか、部分的に杉板を張り替えることも提案させていただきたいと思います。


雨樋の塗装は、見栄えが主な目的ですが、外壁を塗装してキレイになると、そこだけ汚れが目立ち美観を損なってしまうため、外壁と一緒に塗装することをお勧めします。


ガイソー周南店では、ご相談を下さったお客様のお家をしっかり点検し、お客様のご要望に合った工事の提案をさせていただいております。
外壁・屋根のリフォームをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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