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内装建材。「無垢材」と「突板」とは?

2019.01.30
 新築やリフォームで見られる内装建材には、木質系の素材が多く使用されています。
床や建具などで用いられる木質系の主な素材には、「無垢材」「突板(張り)」「化粧シート仕上げ」などがあります。
本日は、この3つの素材について解説していきます。

無垢材
無垢材とは、切り出した天然の木の一枚板を加工したもののことです。
無垢材の断面


木の種類によって異なりますが、空気を多く含んでいるため保温性や断熱性が高いことが特徴です。
また、湿気の多い季節は余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな季節は排出する調湿作用もあります。
ただし、湿度の変化によって膨張と収縮を繰り返すため、反りや割れが発生することがあります。
近頃では、耐久性や寸法安定性を高めるために、特殊な加熱処理を施した商品もあり、床暖房に対応できるものもあります。


化粧シート仕上げ
化粧シート仕上げとは、オレフィン(プラスチックの一種)や紙などのシートに木目や石目などの印刷したシートを、合板やMDF(木材を繊維状にして固めたもの)などの基材に張り合わせたものです。
品質や仕上がりが均一で、床材や扉材など多くに使用されています。
今は表面に凹凸が施されるなど、非常にリアルなものあります。


突板
突板(つきいた)とは、木材を0.2~0.6mmほどまで薄くスライスした単板のことです。
ほとんどの場合は丈夫な合板の上に張り付けて使用され、天然木化粧合板と呼ばれます。
突板の断面


無垢材と比べて、壁材・床材・天井材などの使用面積に対して天然木の表情を生かしたまま、木材の特徴である生活性能や環境性能を兼ね備えた上で、合板としての「廉価」「反りがほとんどない」という利点を活用でき、有限な木材を最大限に有効活用できます。
突板は天然の木材のため、無垢材と同じように木本来の手触りや風合いを感じられます。
また突板は水や汚れの影響を抑えるために仕上げ塗装されているため、撥水性があります
突板に用いる天然木は、杉やヒノキ、ケヤキ、ウォールナット、メープル、チークなど様々で、色合いや木目の美しい樹木を原木としています。


左から、スギ(節なし)、メープル、ウォールナット

無垢材では取り入れることが難しい、高価な銘木と呼ばれるような材料でも「突板」であれば用いることができるのも魅力です。
突板は限りある緑の資源を有効に活用し天然木のみが持つ温かみのある癒しの住空間環境を創造することができるものです。


素材によって色合い、木目の風合いはさまざまです。床材(フローリング)や扉、壁材などを選ぶ際には、カタログだけでなく実物で確認することが重要で、価格も含めて検討するようにしましょう。
ガイソー周南店では、外壁・屋根リフォームなどの外装リフォームだけでなく、内装のリフォームも対応しております。
リフォーム・リノベーションをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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