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下松市 乾式コンクリート瓦の屋根の診断

2019.01.22
 山口県下松市の塗替えを考えているお宅での外壁・屋根調査の様子をお伝えいたします。
外壁はサイディングで、屋根は乾式コンクリート瓦でした。

乾式コンクリート瓦とは、セメント・水・骨材を混合して、押出し成形した後、着色セメントスラリー塗装とクリアー塗装を施した瓦です。
一般的に洋瓦とも呼ばれますが、スカンジア瓦、モニエル瓦など、乾式コンクリート瓦でもメーカーによって呼び名が違います。
スラリー層とは成形後、着色スラリーと呼ばれるコンクリートと同質の無機質着色材を1mm以上の塗膜を塗布した防水層です。
スラリー層は少しずつ劣化し、15年ほどでなくなってしまうため、瓦の塗替えが必要です。
以前はスラリー層のある乾式コンクリート瓦の塗替えは、脆弱したスラリー層から塗膜剥離が起こることが多く困難とされていましたが、最近では乾式コンクリート瓦専用の下塗り剤が開発され施工できるようになりました。


屋根に上がり調査を始めます。


塗膜の褪色やコケの繁殖が目立っていました。
屋根全体にびっしりコケが生えているということは、防水効果が落ちているということです。


瓦の状態が気になり触ってみると、瓦の表面がざらざらしていました。
これは瓦表面の塗膜が劣化した状態で長時間放置したことで、風雨によって塗膜が流れ落ち、瓦自体の素材「セメント」がむき出しになり、セメントの成分であるカルシウムが流出してしまうため、骨材が表れざらつきが生じます。
ざらつきが生じているため、早めの塗替えが必要な状態でした。

続いて外壁の調査です。

外壁はチョーキング現象が起きていました。
塗料の中に含まれている顔料が塗膜の劣化により粉状に浮き上がっており、防水性が落ちている状態です。


色あせやチョーキング現象は発生していましたが、サイディングの割れや反りなどはなかったため、塗替えでの施工を提案しました。

外壁は一緒に見てもらい、屋根の状態は撮影した写真をお見せしながら、ご説明させていただきました。
お客様にもご理解いただき塗装工事でのお見積りをお持ちさせていただくことになりました。

ガイソー周南店では、お客様のお住まいに最も合ったプランを提案させていただいております。
外壁塗装、屋根塗装、防水工事などリフォームをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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