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ガイソー周南店

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周南市の屋根葺き替え工事でガイドライン工法により瓦と棟を施工

2020.11.12
本日のブログでは、周南市で行った屋根葺き替え工事の様子を紹介します。
本日は、ガイドライン工法で屋根材と棟を施工しました。
ガイドライン工法は、地震や台風に強くするための瓦屋根の施工方法です。
ガイドライン工法が設けられるまでは、土を敷いてその上に瓦を置く「土葺き」や桟木(さんぎ)という細い木材に瓦を引っかける「引っ掛け桟瓦葺き」という工法で瓦屋根は施工されていました。
瓦を釘やビスで固定せずに置くだけだったので、1995年に発生した阪神・淡路大震災では多くの瓦屋根が倒壊しました。
そのことから、瓦屋根の耐震性の向上を目的にガイドライン工法が策定されたのです。
ガイドライン工法では従来の引っ掛け桟瓦葺きで瓦を施工しますが、桟木に引っかけるだけでなく釘で打ち付けて固定することで地震や台風の際に瓦が動くのを防いでいます。
瓦2枚につき釘を1本打ち付ける「ちどり緊結」が最低基準ですが、すべての瓦に釘を打ち付ける「全数緊結」が推奨されています。
今回の屋根葺き替え工事では、全数緊結ですべての瓦を釘で固定していきます。
軒先部分の瓦には瓦1枚につき2本の釘を打ち付けます。
ガイドライン工法による施工は義務ではなく、施工業者の任意になりますが、従来の工法に比べて耐震性・耐風性が飛躍的に向上するため、瓦屋根を施工する場合にはガイドライン工法で施工するのか業者に確認しましょう。
平部の瓦を葺き終わったら、棟瓦を施工していきます。
棟の中心部分に棟を補強するための金具を設置し、金具に棟芯材を取り付けます。
金具と芯材の周囲に南蛮漆喰を敷き詰めて土台にし、棟瓦を積んでいきます。

従来の施工方法では平部の瓦と同じように棟瓦も土の上に置かれているだけだったので動きやすかったのですが、棟補強金具や棟芯材、ビスを使用して屋根本体に固定することで地震の際でも棟瓦が動きにくくなっています。
地震がきても動かないように、棟の頂上に積む冠瓦をビスで棟芯材にしっかりと固定します。
これで、屋根葺き替え工事の完了です。

最近では、軽量で耐震性が高い金属屋根材を使用することが多いですが、ガイドライン工法で施工すれば瓦屋根であっても耐震性を確保できます。
周南市で瓦屋根の葺き替えを検討している方は、ガイソー周南店までお気軽にお問い合わせください。
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