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光市でシーリングが劣化して防水性能が低下したサイディング外壁の調査

2020.10.30
本日のブログでは、光市で行った外壁の調査の様子を紹介します。
光市にお住いのお客様より外壁・屋根診断の申し込みをいただき、現地調査にうかがいました。
調査をした外壁には、窯業系サイディングが使用されていました。
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主な原料として板状に加工された外壁材で、サイディングボードを張り合わせて外壁をつくっています。
1990年代まではセメントと砂を混ぜたモルタル外壁が主流でしたが、モルタルよりも安価でデザインが豊富なことからサイディングが広く普及しました。
窯業系サイディングはセメント質が主成分なため、それ自体には防水性能がなく、表面の塗膜が剥がれると雨水が浸透してしまいます。
そのため、窯業系サイディングでは定期的な塗り替えが欠かせません。
新築から8~10年程度で塗り替えることをおすすめします。
外壁を見てみると、カビが発生して黒く汚れていました。
カビの発生は塗膜が劣化したことが原因で、防水性が低下して水切れが悪くなりカビが発生しやすくなります。
塗膜の劣化をそのままにしていると、汚れが付着したりカビや藻が発生して見た目が悪くなるだけでなく、外壁に雨水が浸透するようになり、サイディングボードの浮きやひび割れ、内部の腐食やシロアリが発生したりと建物に悪影響を与えてしまいます。

カビや苔・藻を落とさずに塗装すると塗料の密着力が低下し、塗膜の原因となるため、外壁塗装や屋根塗装の時にはしっかりと除去してから塗装することが大切です。
窯業系サイディングを使用した外壁では、ボードとボードを組み合わせて外壁をつくっているため、ボードの継ぎ目ができます。
その継ぎ目から雨水が浸入しないように充填されている建材がシーリングです。
光市の外壁では、シーリングの劣化が進行しており、サイディングと接着している部分が剥がれて隙間ができていました。
外壁の内部に雨水が浸入すると外壁の劣化が加速するので、メンテナンスが必要な状況です。
一般的なシーリング材の寿命は5~8年と言われているため、新築から8年程度が経過したら点検しましょう。


外壁や屋根に発生したカビや苔・藻、シーリングのひび割れや剥がれといった劣化症状が見られる場合には、専門の業者に点検してもらいましょう。
光市で外壁・屋根診断を検討されている方は、ガイソー周南店までお気軽にお問い合わせください。
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