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周南市で瓦屋根の棟瓦を固定している漆喰の割れ・剥がれを点検

2020.09.07
周南市にお住いのお客様より屋根の無料点検の依頼がありましたので、点検の様子をお伝えします。
周南市のお客様の屋根は瓦屋根でした。
瓦は耐久性が高く、数ある屋根材の中でも最も耐用年数の長い屋根材で、初期費用はかかりますが、長く安心して過ごしていただけます。
ただし、まったく点検の必要がないかと言えば、そうではありません。
強風時の飛来物などで瓦が割れたり、地震などで瓦がズレると、隙間から雨水が浸入して雨漏りの原因になります。
そのため、いくら耐用年数の長い瓦であっても、定期的に点検やメンテナンスをすることが必要なのです。
今回の点検では、瓦に割れ・欠け・ズレなどはありませんでした。
瓦屋根で点検すべきなのは、屋根材だけではありません。
瓦屋根には瓦以外にも外壁との取り合い部分に使用されている板金や谷樋といった部材が使用されており、屋根材以外が劣化して傷むことでも雨漏りは起きます。
今回の点検では、板金が色あせていましたが、錆びて腐食したり、変形していたり、板金を固定している釘が抜けている、といった症状は見られず、急いでメンテナンスをしなければならないということはありませんでした。
棟に使用されている「漆喰(しっくい)」も気を付けなければならない部位の一つです。
漆喰は、石灰が主成分の白色の建材で、瓦の固定や防水のために使用されています。

漆喰がひび割れて剥がれており、中にある葺き土が見えていました。
雨水が浸入したり、瓦を固定する力が弱くなり瓦がズレたり、葺き土が流出して棟を支えられなくなり歪むこともあります。
漆喰の劣化が進行していたため、補修する必要がありました。
漆喰の補修工事には、既存の漆喰を剥がして新しい漆喰を施工する「漆喰詰め直し」と棟瓦を撤去して新しい漆喰を積みなおし棟瓦を葺きなおす「棟瓦取り直し」の2つの方法があります。
棟瓦を積みなおす「棟瓦取り直し」の方が施工費用が高くなるため、漆喰の傷みが軽度のうちに「漆喰詰め直し」でメンテナンスをすることが大切です。
周南市のお宅では、漆喰は剥がれていましたが、棟は歪んでいなかったため、漆喰詰め直しでの工事を提案させていただきました。

周南市で瓦屋根の無料点検やリフォーム工事を検討されている方は、ガイソー周南店までお気軽にお問い合わせください。
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